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アウトドア小僧友鮎ルアー
  マイスター報告
  その1

                 大場テスター報告   こちら

            近藤レポートは    こちら

テクニック解説    
福井県敦賀市  M氏   

友ルアーによる鮎の友掛けについて

耳川での友ルアーを用いての鮎掛けも既に30年のながきにわたり実行しているのであるが、このへんで一度友ルアーでの釣り方についてまとめておこうと思いついた次第である。

かねてから、八月の後半ともなれば活かしている友鮎が長く持たないことから友ルアーを発見して購入し、使用してみたのだが生きた友鮎とは違い友ルアーでの釣り方を色々と試してみたのであるが、最初は約半日も野鮎が掛らず苦労の連続であった。

また、他の釣り師達には「そんなもので鮎が掛るのか?」と、バカにされても何とかして野鮎を掛けたい一心で悪戦苦闘したことも記憶している。最近でも、「そんなもので鮎が掛るのか?」と、バカにされ続けているが次に会った時には、活きた友鮎がついており、引き舟に鮎が入っているので感心されるときもあり、内心鼻高々である。

その後、各種メーカーの友ルアーを購入して試していたのである。ただ、メーカーの友ルアーは、ほとんどがプラスチック製であり流れに乗せて川石に当たると何となくカラカラと音を発生しているようでもう一つしっくりと来ないものであったと記憶している。

2008年夏に木製の友ルアーを製作している「アウトドア小僧」があることをネットで見つけて早速に二体の友ルアーを購入したものである。

もう夏も終わりに近い頃であったため、「アウトドア小僧」責任者の阪井氏が語ることには、後半の鮎は友ルアーでは掛けるのが難しいと助言して頂いたが、私は元々期間後半で市販友ルアーを使用していたものであるから、躊躇なく購入した次第である。

2008年の8月後半から9月中旬まで「アウトドア小僧」で購入した友ルアーを使って鮎掛けに出かけて、ほとんどの場合1時間以内に野鮎を掛けたものである。早いときには、ほんの5分程度で野鮎を掛けてこの友ルアーは良いものだと感心したものである。また、活きた友で掛らない時にでも友ルアーでは掛るなどの貴重な体験もさせて頂いたものである。

2009年も解禁当初から友ルアーを片手に耳川に出かけていたのであるが、7月中旬に2体の友ルアーを紛失し、結局「アウトドア小僧」でまたまた2体の友ルアーを購入した次第である。

今後は、情報を発信のために友ルアーの釣果につい記録して行こうと考えている。良い情報発信ができたらと心を躍らせている。しかしながら7月下旬からの雨で水流が増しており濁りもあり、水蘚も削られており鮎つりに適さない状態であるのが非常に残念である。

☆☆テクニックを解説します☆☆

1.友ルアーの引き方

   通常の友掛けは、活きた友を石裏からゆっくりと誘いをかけながら引きあがるの  であるが、友ルアーでは引き上げるときよりも石表から水流に乗せてゆっくりと  下げた方が友ルアーは上手く泳ぐように見えるものである。
    ただ、引き上げるのが全く駄目と言う訳ではなく場合によっては、引き上げ時  に野鮎が掛る場合もあるものです。

2.瀬での釣り方

瀬では、流れが速いためどのような友ルアーでも流れに乗せれば友ルアーは上手く泳ぐように見えるものであるから、これはと思う川石の石表から友ルアーを流れに乗せて友ルアーをゆっくりと下げれば野鮎は掛るものである。

また、足元から友ルアーを入れて川の流れに乗せ扇方に川の流心まで送り込んでも十分に野鮎が掛るものである。

さらには、平たい石の上で友ルアーを止めることが出来れば比較的簡単に野鮎が掛ってくることがよくあり、お勧めの友ルアーの扱いである。

3.トロバでの釣り方

 従来の友ルアーでは、ほとんどトロバでの鮎掛けは無理であったが、「アウトドア小僧」のkozoSP(サスペンド)ならば比較的ゆるやかな流れでも友ルアーが潜ってくれるので何とか鮎掛けにはなるのだが、やはり泳がせ方が非常に難しいものである。私にとっても今後の課題になっている。

4.その他

まだまだ友ルアーでの鮎掛けには試行錯誤しながら研究していく余地は残されているので、「アウトドア小僧」の阪井さんと連絡を取りながら、完全な友ルアーの製作をお願いするとともに、私の腕の方も上げていければと考えている今日この頃である。

仕掛けは、全く活きた友鮎と同じである。他の人では5段チラシや2段イカリ等々まるでコロガシの変形ではないかと思える釣り方をされる方もいるようですが、私の場合2段チラシで続けてきている。過去には3段チラシや3本イカリも使用したが2段チラシで十分であると自負している。

しかしながら、やはり活きた友鮎には友ルアーは及ばないことも真実である。

以上私なりの釣り方を述べてきたが、今後友ルアーで鮎掛けを志す釣り師のヒントにでもなればと思っている。

さぁー!今日も、「アウトドア小僧」の友ルアーを片手に川に直行しよう。

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