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究極の下方重心製法 2006年編
『究極の下方重心』の製法を固定重心ミノーで説明します。 重心移動システムは2004年前半をもって製作していません。それは、悔しいかなタングステンを駆使した大手メーカーの重心移動システムに同じ土俵では力が及ばないからです。 しかし、ハンドメイドとして素材の特長を最大限に生かした究極の下方重心バランスはオモリを限りなく後方に設定しても、バランスを保ちながら流れの中でローリングアクションを維持します。後方重心であれば、スムーズに飛びます。手の込んだ重心移動に固執することもないので、製作の中心は固定重心ミノーになりました。 |
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究極の下方重心バランスの特長
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下部はアガチス材5ミリ厚 上部はバルサ材8ミリ厚 ステンレスワイヤーは#20(0.9mm)使用 オモリは板2mm厚で1.6gを用意 |
これでも十分下方重心ですが、バルサは内部を強度が保てる限りくり貫いて、上部に空洞を設けます。 |
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オモリはご覧のように最下部に見えるように埋め込みます。そして中心よりもやや後方に設定します。 ボディは前をスリムに、後ろにボリュームを持たせるようにします。これによって @水面で前傾姿勢を保ちます。 A設定したオモリとともに後方重心で飛びます。 |
オモリの隙間などはパテ埋めします。 |
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セルロースディピィングを10回以上繰り返した後で、アルミ箔を貼ります。厚手の25マイクロメートルを使用。 その後も色付けまではセルロース漬けを繰り返す。 |
この工程は従来の方法と変わりません。 |
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@色付け後、色止めにセルロースをエアブラシで4,5回吹き付ける。仕上げ塗装で「ハケ塗り」でコートを行うためハケの毛で色付け表面を傷めないように、セルロースを吹き付けます。 A2液ウレタンの柔らかタイプをハケ塗りします。 B2液ウレタンの硬いタイプをハケ塗りします。 C、AとBを交互に計10回以上塗ります。 途中ハケ塗りのため凹凸が生じるので、細目のペーパーで2.3回表面を磨く。 |
2液ウレタンの硬柔2タイプを交互に塗り重ねることにより、フックの引っかき傷を防止し、かつ、密着性を保ち「はく離」しにくい膜を形成します。 |
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最後にリップを付けます。リップの溝付近は「アガチス材」の部分で強度があり、しっかりリップを固定できます。 | |
究極の下方重心バランスと後方重心により、九頭竜川のような流れの強い大河での使用にも、ストレスを感じなくなりました。九頭竜がホームグラウンドだから生まれたミノーといえます。特長は次のとおりです。
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